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エロ本消失〜完結編〜



この話は

「エロ本消失〜序章〜」「エロ本消失〜part2〜」「エロ本消失〜part3〜」

からの続きとなっております。全作をご覧にならなくとも

ある程度は楽しめるようになっておりますが、最初から読んで頂いた方が

いっそう楽しめる(はずだ)と思われます。お時間のある方は、

→「エロ本消失〜序章〜」にじゃーんぷ。

→「エロ本消失〜part2〜」にじゃーんぷ。

→「エロ本消失〜part3〜」にじゃーんぷ。







前回までのあらすじ。

今晩こそはクラスでナンバー1のあの子と交わるのだ。一つになるのだ。

堅い決意とともに胸ポケットにはクロロホルムの瓶をしまって自転車をこぎ出した僕だったが・・・

道中、野良猫の飛び出しにより、転倒してしまった。すりむいた膝の痛さ。

これもすべて、あの女が悪いんんだ。あの女さえ・・・

めげずに彼女の家に到着。いやがる彼女。暴れる彼女。

しかし、所詮女性の力。とうとう彼女は僕の力の強さに断念して、体を・・・







ごめん。嘘です。







入院しているお友だち、仮称ずぅぃんぼさんの為に

お見舞いの品、「エロ本」を半透明の袋に入れてクロネコヤ○トの宅急便で送りました。

なのに、そのエロ本がずぅぃんぼさんの手元に届く前に行方不明になってしまったのです。

エロ本の行方は?僕のとった行動は?






本編スタート





〜ヤ○トとの電話での会話〜




「なくなったってどういうことですか?」




「あのですね、セブンイレブン側にはお荷物を発送したという

 伝票は残っているんですが、うちの方には受け取ったという伝票がないんですよ。」




「じゃあ、僕の荷物はどこに行ったんですか?」




「それを今必死で探してはいるのですが・・・ お急ぎの大事なものでしょうし・・・」




「当然だろう!だから、宅急便を使ったんだ!

 こっちの事情かもしれないけど、

 受取人はね、今、大きな病気で入院してるんだよ。

 
おいらからの荷物だけ
心の糧として、

 
いまかいまかと心待ちにしてるんだから。

 彼の気持ちも考えてよ。」




「はい、moon4様のおっしゃる通りです。

 moon4様のお荷物につきましては、

 なるべく早く見つけだしますので、今日のところは、

 代用品で我慢して頂けないでしょうか?
 
 まったく同じモノは無理かもしれませんが、

 代用できくものなら、こちらで準備いたしますので。」





「はぁ・・・」















「つかぬことをお伺いしますけど・・・

























中身はなんだったんでしょか?」
















「えっ?」










ですから
















お荷物の中身は、なんだったんでしょうか?」













「いやぁ・・・ 










 
そのぉ・・・










 
なんと言うかぁ・・・












 あのぉ・・・
















 
エロ本です。













 
彼はなぁ、このエロ本をすごい楽し みにしていたんだからなぁ。



 

あんただって分かるでしょう?彼の気持ちが・・・」







・・・言ってしまったよ。きっぱりと。・・・












「はい。自分も友人が入院中の時に送ったことありますから・・・」







本当かよ?


受話器の向こうで笑われてる気がする。







「おいらが、友達の為に一生懸命探してきたエロ本なんだからね。

 4冊も入れていたんだから。

 今日中に4冊ともなんとかしろとは言わないけど、

 
必ず今日中に病院に何か1冊買って

 届けてくれます?


 
彼、ずっと、ずっと、ず〜〜〜っと
 待ってるんだから。」











「はい。分かりました。至急手配したいと思います。















 
具体的にはどのようなのがよろしいのでしょか?」








「はい?」







「ですから・・・


















どのような内容の本を、

届ければよろしいでしょうか?」








「あっ・・・
 





 内容ね・・・




 
そのぉ・・・



 
なんつぅの・・・


 
ほら、外人さんが出てる・・・









   つまり・・・
















 
金髪モノでお願いします・・・。












 
うん、彼、 金髪のすごいヤツが、 好きなんだって。」










「さようでございますか。

 ご希望にそえるものが準備出来るかどうかわかりませんが、

 
私どもも、誠心誠意持って、

 
金髪のすごいヤツを探しまして、

 
受取人さまにお渡しいたします。」








「すごいヤツだぞ。
 
 ものすご〜いヤツだぞ。
 
 必ず今日中に届けろよ!」


                      ↑
           
             ひらきなおって急に偉そうになる。










「わかりました。」




「あと、おいらの荷物もなるべく早く見つけだしてくださいね。」




「はい。」









約30分後。ふたたび携帯が震える。







「moon4さまでしょうか?」







「はい。」










「今、福岡の営業所から連絡がつきまして、






 
金髪の手配が出来たそうです。」











・・・ってなに?



おいらが今まで話していたのは、



熊本のヤ○トだったの?






ヤ○ト運輸熊本は、なんにも関係ない、

ヤ○ト運輸福岡に電話して・・・










お客様の大事な「金髪のエロ本」を無くしてしまったので、


至急、本屋で探してくれと頼んだのかしら?












こういう仕事を頼まれるのって、やっぱり



















女性職員?













否。










それはセクハラ。












新入社員?











彼はどう思ったんだろう。


俺、一生懸命頑張って、いい大学行ったよなぁ・・・


就職活動だって、すごい頑張ったよなぁ。


なのに、なのに・・・

















これが仕事か?




会社の金で金髪のエロ本を買いにいくことが仕事というものなのか?









って思ったかしら。








もしかして、


















社会に出て初めての「荒波」を、

あたえちゃったかしらん???












逆においらがね、



ヤマトの社員で、エロ本買いになんていかされたら、



絶対思うね。



うん。



思うだろうなぁ。















こりゃ、おいしいって。













守秘義務なんて、全部無視して、このHPに書きまくるんだろうなぁ。


「業務命令でエロ本を買った日」


なーんて表題にしてね(笑)













8時をちょっと過ぎた頃でした。


ずぅぃんぼさんからメールが来ました。








届きました!

どびっくりしました。

たった今、直に手渡し出受け取りました。

有難うございます

元気に成りました!

色々と(笑

ずぅぃんぼでした。









いてもたってもいられなくなって、

電話しちゃいました。

ねぇねぇ、どうなったの?

彼曰く、ヒマで食堂で遊んでいたら、

宅急便の人が
走って、息切らして持ってきた。

普通は病院の事務局に届けられるって

聞いていたんだけど、


直接手渡されてびっくりしたーとのことでした。












とにかく良かった。


で、今までの流れを彼に話す。


「ところで、本は満足いくものだった?

 気にいらなかったら、もう一回ヤマトに電話して、













 
もっとすごいヤツ買ってこーいって
リクエストするよー。」




















「いやぁーすごいの届いたよぉ。 3,500円って書いてある。」







3,500円!!?





おいらが買ったエロ本。


3冊で2,400円。


ちなみに金髪ものは、


800円だった。


行方不明後に、


約4倍パワーアップして

変身を遂げたエロ本。








泣き虫だったあの竜二が

ブーメランフックと言う必殺技まで見につけて

剣崎互角に戦うくらのレベルアップだぜ。







びば!ヤマト運輸!


あなたの会社の誠意、ひしひしと感じたぜ。


さすが、日本を代表する運送会社!!!









はい。


この話、本当にホントにほんと〜に長々と書いてきたけど、


これにて一件落着。終了でーす。


長々書いてるうちに


めでたい事に彼はすでに退院しちゃったし(笑)



まぁエロ本を隣の県に送るのにこーんなに苦労しちゃったわけですよ。


結論としては、まぁ、紆余曲折はあったんだけど、


無事に彼のもとにエロ本は届きましたぁ


でもね、こーんなことになるとは本当思わなかったよ。


だから、


ずぅぃんぼさん。















仮称ずぅぃんぼさん(笑)




盛大なる快気祝パーティー

楽しみにしていまーす。










おしまい。




→あとがきにつづく







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