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エロ本消失 〜part2〜





この話は「エロ本消失〜序章〜」からの続きとなっております。

前作をご覧にならなくともある程度は楽しめるように書いているつもりですが、

最初から読んで頂いたほうがいっそう楽しめる(はずだ)と思われます。

お時間のある方は、「エロ本消失〜序章〜」からどうぞぉ〜。

→「エロ本消失〜序章〜」にじゃーんぷ。










〜前回までのあらすじ。〜

激しい嵐の中、青い稲妻の中に浮かび上がる僕の横顔。

その横顔には、確固たるある決意がうかがえた。

ゆるぎない決意。

今晩こそはクラスでナンバー1のあのかわい子ちゃんと交わるのだ。一つになるのだ・・・

それは犯罪と呼ばれる行為かもしれない。

でも、僕のほとばしる欲望はもう誰にも止められないのだ・・・

あいつが悪いんだ・・・

あいつが・・・

胸のポケットに「クロロホルム」の瓶を大事にしまい込み

堅い決意とともに嵐の中、自転車をこぎ出す・・・









ごめん。嘘です。








入院しているお友だち、
仮称ずぅぃんぼさんの為に

お見舞いの品、
「エロ本」を送ってあげようと決意して、

紀伊○屋
書店に出かけた僕。彼が希望する「金髪モノ」のエロ本を探して、

店内を彷徨うが、見あたらず、やむを得なく、レジのおねーさん、

「す、す、すいませーん。金髪モノのエロ本探してるんですけど、

 どのへんに並んでいます?」って聞いた僕・・・







本編スタート







僕だってね、好きこのんでこんな暴挙に及んだわけじゃないんですよ。


広い店内を一生懸命ぐるぐる見てまわったんですよ。


どこ見てもないんですよ。目的の金髪エロ本。


それどころか、普通のエロ本さえ見あたらない。


途方にくれる僕。


困る僕。


胸によぎるあの名言。











聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。










勇気を出して行きました。レジまで。


勇気を出して、聞きました。レジのおねーちゃんに。









「す、す、すいませーん。
 金髪もののエロ本探してるんですけど、
 どのへんに並んでいますー?」























「そのような書籍は、
 
 当店では扱っておりません。」






毅然とした態度で答えられてしまいました。









あまりにもすがすがしい態度だったので、おいらも



「そうですかぁ・・・」



と一言だけ告げて、しょぼねーんとしながら、店を出ました。













紀伊○屋に置いてないとなると、


次は「まる○ん」。


「まる○ん書店」。おそらく、紀伊○屋書店の次に大きいと思われる街中の書店。


ここでも広い店内をぐるりと探すが見あたらない。


覚悟を決めて、レジへ。







「す、す、すいませーん。
 金髪もののエロ本探してるんですけど、
 どのへんに並んでいますー?」















きっ!って睨まれてしまった。







そして一言。










「ありません。」










「そうですかぁ。」











しょぼねーん。







逃げるようにして店内を出る。










とぼとぼと次の書店を目指す。








次は長○書店。


紀伊○屋、まる○んの次に大きいと思われる本屋さんへ。




ない。




ない。




ない。




どこを見渡してもない。


さすがにこの店では聞けなかったっす。


だってね、まる○んのおねーさんに睨まれた時、


本当に怖かったんだもーん。











もう、いいかなぁ・・・


彼にはメールでもしようかなぁ・・・


「ごめん。売ってなかったよ」って。






でも、彼、すごい退屈してるんだろうなぁ。


寂しい想いしてるんだろうなぁ。


こんなことでくじけちゃダメだ。


頑張れ!おいら



街角のショーウインドウに写る自分の姿。


その姿にむけて精一杯のエールを送る。


背番号のないエースよ!







頑張れかっちゃん。

目指せ甲子園!


才能だったら兄貴の方が・・・

上杉達也は浅倉南を愛しています



ごめん。

いつものくせで脱線しちゃった。

話戻す。






金髪ものエロ本を求めて3千里。

足を棒にして探す。







自然と下を向いちゃう顔を必死になってあげて、


キョロキョロ探す。


路地裏に入る。


小さな本屋さんを発見。


こんなところに本屋ってあったんだぁ。


ダメもとで入ってみる。












えっ?








えっ?






ここはなに?







エルドラド?








あるは、あるは・・・







どこを見渡しても








エロ。


エロ。


エロ。











その書店のラインナップ。






4割が普通の雑誌。








残りの6割がエロ。







やっと探し求めてた書店が・・・


書店を見つけた安堵感から、気が抜けそうになるが、


ここは自分で自分自身を鼓舞。


まだ、目的は達してないぞ。


彼好みのエロ本を探し出して、

送付するのが僕の任務だと。










早速物色を始める。


金髪もの。


ビニールがかってるヤツは高くて買えそうにない・・・


ビニールがかかってなくて、開いて見ることができる金髪本が3冊あった。


どれがいいんだろう・・・


ぱらぱらめくる。


僕ね、知ってると思うけど、生粋の日本人なんですよ。


外人女性と交わりたいって思ったことないっす。


だから、どんなんがいいのか、


よく分からないんですよねぇ。


とりあえず、ぱらぱら。


あっ、この子、結構可愛いなぁ。


おっ、この子のおっぱいって何?

これ?すごくねぇ?





いひひひひひぃ。




この本でいいや。




僕の好き系の顔の女の子が
出ている本に決定。


















さーて次はと・・・・



一冊だけってのもアレでしょ?



そればっかり見てたら飽きるだろうし・・・


外人ばかり見てたら飽きるだろうし・・・


ほら、海外旅行に行く時って、


洋食ばかりだと飽きるかなぁ・・・って言って、













鞄の中に、「サトウのごはん」とか入れていくでしょ?



あれと同じですよ。




やっぱり日本人の心は御飯とおみそ汁よねぇ・・・







そんなわけで、日本人のエロ本を物色。


これは比較的簡単だった。


おいらの好き系のエロ本を勝手にチョイス。



うん。


OLのおねーさま系(はぁと)


















さぁて・・・これでいいかなぁ・・・





いや、待てよ。



おそらく、長い入院生活で退屈してるはず。



こんな優等生的なエロ本ばかりだと、


きっと彼は退屈しちゃう。


こんな優等生的なエロ本ばかりだと


きっとおいらのセンスも疑われる。



彼の退屈さを紛らわす為にも、


おいらのセンスの良さを分かってもらう為にも・・・












ものすごーいマニアックなもの、

1冊送ってあげなければ・・・。












マニアック。









マニアックっと・・・















スカトロ系はなぁ・・・さすがになぁ・・・









ロリコン系もなぁ・・・さすがになぁ・・・







センスと言うか、


品性を疑われそうだし・・・













でもね、「スカ」とか「ロリ」といったマニアック系は


確かにマニアックって言えばマニアックだけど、


どちらかと言うとマニアック界の中では、







メジャークラスでしょ?







こんなんじゃ、イマイチ・・・







パンチにかける。(←超死語)








となると、






やっぱり、














ホモ系か?




買う本はやっぱり、






薔薇族か?





サブか?












でもなぁ、もし、ホモ本をご覧になって、


感化なさって、


開眼なされて、


退院後、お礼したいなんて言われて、出かけて行ったら、



彼自身のつくしちゃんにリボンかけてあって


召し上がれ♪


なーんて言って目の前に差し出されたりしたら、



僕自身も困っちゃうしなぁ・・・
















うーん、素敵なマニアックはないかしら・・・





本屋の中を必死でウロウロ。




冬眠から目覚めたばかりのくまさんみたい。













おっ、これは!!!!!











書籍のタイトル。



















ペニバン。









サブタイトルらしき大きな宣伝文句。













犯されたい僕。


犯したい私。






なんだこれ?




書籍を取り上げて中をぱらぱら。











なんかねぇ、









バイブレーターみたいなのを

女性が股間にくっつけて、

男性を責めてた・・・









こりゃーすげーや。









渾身の一撃とも言えるマニアック度。



これっきゃない。



以上3冊を大事に胸に抱えてレジへ。


スカとかロリは品性を疑われると敬遠したくせに、ペニバンなら疑われないのか?なんてするどいつっこみはしないで下さいね。

















2,400円です。













あと、4ヶ月で三十路の大台に乗る男。


moon4です。




















29歳の夏。

僕は、友の為、胸を張って

2,400円分もエロ本を

購入しましたー。











これにて第2の仕事終了。


第3段階。


送付。


やっぱねぇ、せっかく送るんだったら・・・


本日買ってきたエロ本の一覧は下記のとおり。




1.金髪モノエロ本。


2.ノーマル系日本人モノエロ本


3.マニアック系日本人モノエロ本





この3冊を、









透明なビニール袋に入れて梱包。

第三者の誰が見ても一目で、

内容物が分かるように配慮して。







さーて、これで送るかぁ。







ずぅぃんぼさん、喜んでくれるかなぁ・・・






いしししし・・・






ヾ(▼ヘ▼;)









→エロ本消失〜part3〜にじゃーんぷ








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