前に戻る              topに戻る



エロ本消失 〜part3〜



この話は

「エロ本消失〜序章〜」

「エロ本消失〜part2〜」

からの続きとなっております。前作をご覧にならなくとも

ある程度は楽しめるようになっておりますが、最初から読んで頂いた方が

いっそう楽しめる(はずだ)と思われます。お時間のある方は、

→「エロ本消失〜序章〜」にじゃーんぷ。

→「エロ本消失〜part2〜」にじゃーんぷ









〜前回までのあらすじ〜

今晩こそはクラスでナンバー1のあの子と交わるのだ。一つになるのだ。

堅い決意とともに自転車をこぎ出した僕・・・

自転車を漕ぐたびに、胸のポケットに入れたクロロホルムの瓶が

かちゃり、かちゃりと音を立てる。

自転車を漕ぐたびに今まで彼女から受けてきた、屈辱の数々が脳裏によぎる。

許さない。

絶対ゆるさない。

ペダルを漕ぐ足に自然と力がこもる。








ごめん。嘘です。








入院しているお友だち、
仮称ずぅぃんぼさんの為に

お見舞いの品、「エロ本」を送ってあげようと決意して、

街に出て、様々な苦労をしながら、なんとかエロ本3冊を購入。

その戦利品を透明のビニール袋に入れてずぅぃんぼさん宛に宅急便で送ろうとして

袋詰めを始めた僕・・・









本編スタート








透明な袋に、エロ本在中。






だってね、彼がね、看護婦さんから「お荷物でーす」って送付物を受け取った時、


中身が見えない物体だったら、

不審に思うでしょ。









それ以上に看護婦さんだって、宅急便の業者さんから、荷物を受け取った時、


中身が見えない物体だったら、

何これ?って思うでしょ?





やっぱりね、


















受け取られる方の気持ちを考えて・・・









おいらって、なんて、気がきく男かしら。









お嫁さんにしたい度、ナンバー1?











そんなわけで、



透明な袋に入れてみたものの、


イマイチしっくりこない。




だってね、
グラビア系のエロ本3冊って



かなーりの重量あるんですよぉ。



普通のビニールに入れるとすぐ破れちゃいそうで。













仕方なく、他の方法を考えてみる。








おいしさそのまま



サランラップで包む。







まきまきまきー



頑張って巻いたものの、



これもまた破れて出て来ちゃいそう。












なにかいいものないかなぁ・・・・









あっ、




あったぁ!






この際、背は腹には変えられない。


透明じゃないけど、


半透明のゴミ袋。


これなら、中身も透けてみえるし


袋自体も丈夫だから平気なはず。


さっそくゴミ袋を持ってきて、入れてみる。


いい感じ。













あっ、そうだぁ。





おいらが読んだ(使った?)


漫画のエロ本も入れてあげようっと。




これで都合エロ本4冊内蔵に。










いしししし・・・




喜んでくれるかな?




どきどき。













そだ、そだ。






貰った方がその後、困らないようにと・・・






ポケットティッシュ1個。


一緒に入れてあげました(はぁと)











やっぱりね、受け取られる方の気持ちを考えて・・・








これで完成。




ニールをセロテープでとめる。







一番上のエロ本は当然。








一番マニアックなアレ。







「ぺにばん」













完成品をしばし眺める。













見事なまでに内蔵物が一目瞭然。









さすがにこれでは・・・















公序良俗に反する気が・・・







ガムテープで書籍の名前だけは隠してやるかぁ。







よしこれでいいだろう・・・






ちょっと待てよ。





このでかでかと書いてあるキャッチコピーの方も・・・





「犯されたい僕」

「犯したい私」








これもちょっとなぁ・・・


そんなわけで、


その部分もガムテープで隠す。


完成。


こんな風になりましたぁ。




















見えてる部分にもエッチな言葉




たーくさん書いてあるけど、




これくらいならまっいいっか(笑)









コンビニ行こっと。


伝票を書く。


福岡の病院。


ずぅぃ○ぼさま。


差出人名は・・・と














「地上に降りた最後の天使 moon4」





ってこれではさすがにあつかましすぎますよね。










仕方なく、










「moon4」とだけ書く。










中身。


見えてはいるけど、とりあえず「書籍」と書く。


でも、これだと抽象的すぎるので、( )書きで













「書籍(元気になるもの)」



と記載しましたぁ。



これで完成。




ご覧のとおり♪












送付。




少し心配。


これって、本当に届くのかなぁ?


大丈夫なのかなぁ?


受取人不明でおいらの所に戻ってきたらどうしよう・・・


差出人のところは「moon4」と書いちゃったけど、


住所と電話番号はリアルの住所と電話番号書いちゃったしなぁ・・・


ヤ○ト運輸から電話かかってきたりするのかしら?










「もしもし、むーんよんさんでしょうか?」









「いいえ・・・






むーんふぉー
 です。」






「失礼しました。むーんふぉー様。

 あのですねぇ、送っていただいた、お荷物。

 えっとですねぇ、元気が出るモノなんですけど、

 受取人の方がいらっしゃらないみたいなんですけど・・・」って






そんでもって、そんでもって、


宅急便のおにーちゃんが、おいらの所に持ってきたりするのかしら?







おいらめっちゃ恥ずかしいやん。









まあいいや。


覆水盆にかえらず。


やってしまったものは仕方ない。


月曜の午前中には、ずぅぃんぼさんの元に届くらしい。












月曜、一日中待っておりました。







ずぅぃんぼさんから歓喜のメール。




踊り出さんがごとくの喜びの掲示板への書き込み。












お昼休みに掲示板を覗く。






・・・






何も書いてない・・・






メールボックスを開く。







何もきてない・・・







就業時間が終わり、再び、掲示板を開く。







書き込みはない・・・







メールボックスを開く。







何もきてない・・・









もしかして?










午前中からずっとエロ本に夢中で





腱鞘炎になるほど腕を酷使していて








メールするヒマもないんだろうか・・・











それならいいんだけど・・・








もしかして、おいら、











やりすぎた?







おふざけの度が過ぎた?







うーん、ずぅぃんぼさんなら、おいらのキュートなイタズラ、



理解してくれると思ったんだけどなぁ・・・











でも、メールが来ないってことは、


ものすごーくご立腹なのかしら?


おそる、おそるメールしてみる。





あのぉ・・・度が過ぎたでしょうか・・・

もし、気に障ったのなら、あやまります。ごめんなさい。

             ↑
           超低姿勢









すると彼からの返信。


え?(・_・)?


なにが?

ま・ま・ま・まさか!?
ウッホホ〜イ!(笑
まじで?
申し訳ありません
まだ手元にございませんが。

楽しみ♪(イヒ
ほんと有難うございます!
わざわざ買いに行かれたのでしょ?
ほんと申し訳有りません。

楽しみにしときます。
ではでは!

ずぅぃんぼでした。








ほっ。っと胸をなでおろす。


良かったぁ、怒ってなくって。


でもね、あ〜あ。


ちょっとがっかり。


半透明のビニール袋に入れた、


エロ本を受け取ってもらって、


びっくりさせようと思っていたのに・・・


なんだ、なんだ?って目を丸くする姿を想像してたのに・・・


まぁやっちゃったもん仕方ない。


明日には届くのかなぁ。











日が変わり、火曜。


この日も朝からずっと待ってるのに、


届いたよの書き込みもなければ、


メールも来ない。


さすがに心配になって、夕方、メールしてみる。


ねぇ、まだ届かないの?って。









彼からの返信。




はい
届いておりません
変ですね?

まさか、看護師達が危険と判断して退院日にしかくれないとか?
既にみんなで回している?
んなこた−無いですね(笑
ただ、私の手元には着てない事だけは事実です。
届きましたら御一報致します。
ご心配御掛けして申し訳ありません。
ずぅぃんぼでした。







さすがにおかしい・・・




だってね、日曜の午前中にとなりの県に出した宅急便。


中1日も経過して届いてないはずないじゃないですかぁ。





たまらず、ヤ○ト運輸に電話。








8月25日の午前中、○○のセ○ンイレブンから福岡の病院に


宅急便を出したのですが、まだ届いていません。


どうなってるんでしょうか?と。


早急に調べて、電話しますとの答え。


待つこと、約1時間。


どこが早急なんだ!と憤りながら・・・


胸の中でわきあがる一抹の不安。


中身、見えるようにして送っちゃったしなぁ・・・


もしかしたら、ずぅぃんぼさんが言うとおり、


途中で看護婦さんたちの目にとまって、


そこで、盗まれちゃったのかしら・・・


どこにいったんだ?


おいらの。














ずぅぃんぼさん宛のエロ本達よ。












がたがたがたがたー


沈黙をうち破るかのごとく、


机の上の携帯が震える。


バイブレーターみたい。


はい、moon4ですが。


moon4さん、誠に申し訳ないのですが・・・














お荷物の所在が分からなくなってるんですが・・・









なにぃ?


















この世から忽然と姿を消した、

ずぅぃんぼさん宛の4冊のエロ本。

ポケットティッシュ内蔵、

半透明袋で梱包のエロ本達。



















そして、驚愕の結末へ・・・・







→エロ本消失〜完結編〜にじゃーんぷ




前に戻る         topに戻る