3月20日

効果発揮(クロの危機2)

あの日以来、クロの姿は僕の前から消えました。
数週間後、スーパーで1週間分の食材を買って
大きな手荷物抱えて車から降りた時、
下のダルマばばあに会いました。



「こんばんは」
with営業スマイル


「こんばんは」
・・・あぁ、せっかくの休日なのに、こんな物体に遭遇かよ〜 超ブルーだ・・・


「最近、黒い猫見かけないですね。どうしたんですかね?」


「あっ、この前、鼻血出しちゃったの見られたものね。」
・・・超笑わしてもらったよ。おまえの話はいいんだよ。クロどうしたんだ?・・・


「あの猫?ちょっと痛めつけてやったら、いなくなったわよ〜。」
・・・何?なに?・・・・痛めつけたって、何やったんだ?
   まさか殺してないよな?食ってないよな?おまえの風貌見てると
   猫さえ食いそうな気がして・・・

「今からご飯つくるの?」
・・・関係ねーだろう、クロ・クロ・クロ・・・何されたんだぁ・・・

「はい」
・・・クロ、クロ、クロ・・・

「偉いわねぇ。101の人はね、○○さんって言って、単身赴任で来てるんだけど
 女っ気なくてねぇ。202の人は○○さんって言うんだけど、この人は独身。
 福岡から来てるんだけど、この人も真面目。女連れ込んでる気配ないし、おとなしい人でねぇ。」

・・・ブルっ 背筋に寒気が。そこまで観察しているのか。
   ってこれっておいらに対するあてつけか?・・・・


「ところでmoonさん」
・・・えっ?今なんて言った?おいらの名前呼んだ?
   おいら、一回もおまえに名前教えた事ないぞ。
   もしかして、ポストの中の郵便物とか覗かれてる? 
   ますます、寒気が・・・・


ここで幸運の女神が舞い降りる。
メール受信。
きた○う@おやじさんありがとう。

流れてくる曲は「かぜのたにの〜なうしか〜♪」
さも、電話がかかってきたかのような素振りで、
携帯を出して電話に出るふり。

「あっ、もしもし?  うん、うん
 えっまじ? 大変じゃん。うん分かったよ。今すぐ行く。」

絶妙なる演技。


「すいません、ちょっと急用が。失礼します。」


やっとダルマばばあから解放される

部屋に入る。

そして考える。

目の前真っ暗。
必死に探しても、クロの姿は見つからない。

ある時、新事実発覚。
ダルマばばあ、自分の部屋から白黒の首輪つけた猫を抱いて
部屋から出てくる姿。

あっ、猫飼ってやがる!!!!
動物禁止の賃貸アパートで。
しかもあんな不細工な猫を。

おいらだって、クロをおうちの中に入れて飼いたかった・・・


マジむかつく。
絶対復讐してやろうと誓う。
復讐?
でもどうすれば?


ばばあが飼ってる、白黒の猫。
とぉっても不細工。デブ。そしてふてぶてしい。
おいらの階まであがってきて、クロの指定席のソファーの上で寝てやがる。
この猫をいじめても仕方ない。問題は解決しない。
ばばあをいじめたい。でも、ばばあは怖い。
復讐はしたい。

名案!!!

毎日、この不細工な猫にバターとかお菓子とかを
た〜っぷりあげました。
見る見るうちに、その不細工猫はデブになっていきました。
もともとデブ猫です。
思いっきり、高カロリーなエサを毎日腹一杯あげていたら、
あっと言う間に、ひゃっかんデブ猫に。
そして、僕の復讐は終わった。

ある日の夕方、その無様な姿を見かけました。
僕の階にあがってこようとしているんですど、
おなかがつかえて、階段を上る事が出来ない
白黒デブ猫の姿を・・・


クロごめんね。こんな事しか出来なくて・・・

元気でいるか?

生きてるか?



そして、この話はまだ続く。

次回、ダルマばばあ、おいらの家に乗り込こんでくるの巻

なるべく早いうちに時間を作って書きます。





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