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月に願いを 




自己顕示欲のカタマリのようなヤツです。僕は。
そして、この顕示欲を満たす為に、
moon4since1999というものになった。
moonさんって呼ばれるようになってどのくらいの時間が過ぎたんだろう・・・
当然の話ですけど、実生活で僕の事をmoonさんなんて呼ぶ人はいません。
でもね、仕事を終えて自宅に帰って、この魔性の箱を開いた時点から僕はmoonさんとなり、
moonさんとして、色々な人に話しかけ、また色々な人に話しかけられる。




冷静に考えてみると、現実の僕はmoonさんに比べて、
ずっとずっと臆病で、だらしなく、なさけなく、
過去にばっかりすがっていて・・・




連休を利用して旅行に行ったの。
何か深い考えがあって出掛けたわけではないけど、
やっぱり自分については色々考えました。
旅行の移動の最中、
友達が創った曲をカーステレオでかなり聴いていました。
「月」って言葉が沢山出てきてたから。


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「窓辺」

あれが最後になったんだねと
古い写真に話しかければ
閉め忘れてた窓から届く
淡い光は半欠けの月
眠れぬ夜は窓辺に立って
ちょうどグラスの中に映った
月に願いをかけてみましょう
氷を一つ落とす前に・・・

「あんたはいいね 歳をとらずに・・・」
古い写真を指ではじいて
昔流行った別れの曲を
忘れ忘れに口ずさめば
死にたいくらい寂しいけれど
半分欠けてそれでも光る
月に願いをかけてみましょう
涙がひとつ落ちる前に・・・

相変わらずの私をおいて
みんな変わってゆくだろうけど
月に願いをかけてみましょう
グラスをふたつ窓辺において・・・


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形を変える月。
そのどんな形の時でも好きって言えるようにって
それが「好き」って言う言葉なんだよって
keyword1−8「月(好き)」
で書いたけど、
半分欠けてもそれでも光っている。
新月になって見えなくなっても、そこに月が存在していると認めてもらえる。
それが月ですよね。
「月」そのものがそうあろうと努めていないと
「月」は「月」として認めて貰えないだろうし、
月が好きとは言って貰えないと思うの。



きっとこれからも僕は、僕たちは形を変えて行くでしょうね。
そして、その形を変えたとしても、
そこにそのモノ(僕)があると認識してもらえるようにならなければ。
一生懸命、僕はここにいるんだよって主張していかなければ・・・
大きな声かもしれないし、とぎれとぎれの聞き取りにくい言葉かもしれない。
でもね、僕はここにいるんだよって言い続けなきゃ・・・
な〜んにもしなくても、誰かが見つけてくれて認めてくれる
きっとそれが1番の理想なんだろうけど・・・
そんな事ありっこないから、叫ばなきゃ。
言い続けなきゃ。





僕が僕である為に

愛されたいと願っている事実を。

色々な僕を。

いつか本当に月みたいになれるよう願いを込めて

2002年5月5日旅行から帰りて想う。








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