前に戻る              topに戻る


この人すごすぎっ!!







この話、本当の表題は「アルバイト5」なんですけど・・・

アルバイトシリーズは4で完結しちゃったからこのタイトルで。

イヤになって、すぐやめちゃったんだけど、

あるスーパーが親会社のカード会社でアルバイトしたことありました。

そのスーパーの名前、現在、九州に住んでいるおいらにとって、

おそろしくて、得意の●を使って1文字隠しで名前だす方法も

今回だけはやめておきます。

現在、九州に住んでいるから・・・

九州に住んでいるから・・・













仕事内容。

カードでお金を借りたり、買い物をした方のうち

返済日に入金がなかった方に、電話をかけて、

「お金入っていませんよ。お忘れではないですか?」

と催促をする仕事でした。

僕みたいな入ったばかりの、いわゆるぺーぺーは、初めて入金が遅れた方等、

うっかり系の良心的な顧客に電話をします。






「もしもし・・・○○さんのお宅ですか?
 ○○さんいらっしゃいますか?
 今回の引き落とし日、昨日だったんですけど、
 お忘れではないですか?」


ってね。





山田さんっていう女性がアルバイト先にいました。

大学4年生。法●大学の学生だったなぁ。









花の女子大生(はぁと)です。

          ↑

      最近言わないねぇ。








この借金取り立てのアルバイト、2年以上続けている、

いわゆるベテラン。

やり手。

容姿は綺麗って言えば、綺麗なんですけど、

目がつっていて、怖いって言えば、怖い感じの方。








ベテランがこなす仕事は、おいらとは違う。

返済が滞ることが、普通になってしまった方々に電話する。

電話での啖呵もすごい。

最初は丁寧なんだけど、少しでも相手がゴネようものなら、

怒鳴る。





怒鳴る。













「うるせぇ〜んだよぉ。
 
 そんなこと、返すもの返してから言いやがれっ!」









「あ〜ん?いいわけがあるのなら、今から会社まで来い!

 

 会社で聞いてやるからぁ。」














一度、おじいちゃんが会社に来たことがありました。


山田さんに呼び出されて・・・









戦争を経験している世代くらいの

おじいちゃん。








花の女子大生22歳(はぁと)に呼び出されて

    ↑
  しつこい。









金返せと怒鳴られて、





自分の孫と同じくらいの歳の






山田さんから、









カスと罵られて














小さくなっておりました。








はい。








おいらがやめようと思った原因。




その日も元気な山田さん。


自分の金でもないのに、

水を得た魚。

さも、それが自分が神から授かった、


大事な宿命のごとく、



借金取り立て業に精を出す。




必死になって働く。




夢中になって働く。










となりのブースに座っておりました。


電話の声が聞こえる。



「もしもし・・・○○さんのお宅ですか?」


「お父さんかお母さんいる?」


「ふ〜ん。僕いくつ?」


「小学生なんだぁ。お留守番してるの?偉いねぇ・・・」


「あっ、いいこと教えてあげるね。





 君のお父さんとお母さんね、










 
本当はね











 
・・・















 
泥棒なんだよぉ〜。




 
 お父さんとお母さん帰ってきたら、聞いてごらん。
 


 
おねーちゃんから聞いたんだけど、



 
お父さんお母さんって泥棒なの?

 

 
ってね。


 きっとね、そうだよって答えるはずだから。



 じゃあまたねぇ・・・」
















この電話聞いた時、いたたまれなくなっちゃって、

その日でバイトやめちゃいました。

この女、すごすぎですよね。

同じバイト先に彼氏いました。





蓼食う虫も好きずき








って言葉ありますけど、

何が良かったんだろう。

おいらなら、絶対勘弁願う。

むこうもおいらなんて願い下げだろうけど(笑)









彼氏、とってもおとなしく、気の弱い方でした。







弱みでも握られていたのかしら?







今となっては、確認するすべはないけど・・・


山田さんの現在。


「あの人は今じゃ」じゃないけど、


今までの人生、沢山の方に出会って来ましたが


その中でも、今どうしているかを知りたい人の



かなり上のランキングに入る人の一人です。




やっぱり、






我天職ここにあり


って自覚して、本業として生計をたてていらっしゃるのかしら・・・・












前に戻る         topに戻る