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コノヨ  ハ ユメ カ ウツツ カ コチョウ ノ ユメ・・・





<注意>
最近moon pieceへ遊びに来てくれるようになった方々へ。
このキーワードは、普段僕が書いてるキーワードとは異色のものとなっています。
うん。
キーワード1の30「メ ニ ミエルモノ ガ スベテ ジャナイヨネ・・・」
キーワード2の30「コノヨ ノ ハテ デ アイ ヲ ウタウ・・・」
のジャンルと似たような内容になってます。
人によってはこのジャンルのキーワードについては、
ひどい嫌悪感を抱かれる方がいらっしゃいます。
事前に、上の2つキーワード(1−30と2−30)をご覧になる事をお勧めします。
それを読んで、イヤでなければ、この先へお進み下さい。
















高校生の時、漢文の授業で習った話。




「胡蝶の夢」

中国に荘周という人がいて、夢の中で蝶になって、楽しく飛び回っていたの。
そのうちに、自分が荘周である事すら忘れてしまった。
目が覚めた時、やっぱり自分は荘周でだった。
でもね、その夢があまりに現実的だったから、
荘周が蝶になる夢をみていたのか、
蝶が荘周になる夢をみているのか
分からなくなったというお話。






このお話が好きでした。
うん。
なんだか神秘的で、
でも説得力があって。





あいにく、僕は蝶になるって夢は見たことはない。
あるいは、ものすごい現実感のある、何か別の存在になるって夢も見たことはない。
でもね、それは僕がそう思いこんでるいるだけであって、
僕、moon4since1999ってヤツで演じてる、「人間社会」ってのは夢に過ぎなく、
本当の僕はカンガルーなのかもしれないし、
砂漠を渡るラクダなのかもしれない。
そんなカンガルーやラクダの僕が一夜の間、寝てる間に
moon4since1999って言う人間になって、人間生活を営んでいる夢を見てるだけなのかもしれない。
ここまで考えると、今、僕が接してる人たち。
会社の人たち。
サッカーの仲間達。
バスケの仲間達。
友人。
両親。
弟。
弟の彼女。
ネットの友達。
街を歩いてる人。
今、外で車の急ブレーキを踏んだ音を出した人、
そして、大好きなあなた。
そんなすべての人達、ぜーんぶ、ぜんぶ、本当に存在してるのではなく、
カンガルーの僕が、
ラクダの僕が、
夢の中で作り出した想像上の人物なのかもしれない。
幻想なのかもしれない。






大好きなあなたへ

あなたといる時、僕の周りのすべての事象が息づいてる感じがする。
あなたと別れた途端、僕の周りのすべての景色が色を失う感じがする。

水筒があればいいのにって思う。
大きな大きな水筒があれば。
ずっと一緒にいる事が叶わないのなら、
逢えた時に、一緒にいられた時に、
あなたの事をたくさん見て、たくさん話して、たくさん抱きしめて、
それを水筒に入れて持って帰るの。
寂しくなると、その水筒を出してきて少しだけあなたを飲むの。
次にあなたに逢える時まで、その水筒だけを大事に持って月の砂漠を彷徨うの。
あなたを探しながらね。
でもきっと、僕はバカだから、あなたと別れた途端、寂しくて、
水筒をあけて、中にある大事なあなたを一気に全部飲んじゃうんだろうな。
うん。
でも、これは「もしも」の話。
きっとね、どんな大きな水筒があっても足りない。
いつもそのつもりでずっとあなたを見ていたけど、
ばいばいって別れた途端、あっと言う間に水筒の中のあなたは無くなった。
大きな、大きな水筒のつもりだったんだけど。
穴が空いちゃってるのかな?
不良品なのかな?って探してみたけど、どこにも穴なんてあいてなかった。
そして寂しくなった。
逢いたい。
水筒いくらあっても足りないよ。




これも夢?


この気持ちは錯覚?


「あなた」という存在は僕が作り出した幻想?


コノヨ  ハ ユメ カ ウツツ カ・・・






夢なら夢でもいい。

お願いだから覚めないで。

今のままの気持ちでいさせて。



それがたとえ


胡蝶の夢でも・・・






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