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女神様からの贈り物?〜すきゃんてぃー〜「後編」





このkeywordは全作からの続きとなっております。
前作をご覧になっていない方は、前作からご覧下さい。


→プロローグ


→「前編」








明るくなった電気の元で取得物を再び見てみる。





見ればみるほど、すごい形。



ほとんどヒモ。




かろうじて前の部分には布きれはあるけど、




その部分はシースルー。


しかもラメ入り。





マジでなに?


これって何?


蛍光灯の明かりの下で少しずつ脳味噌が回りはじめる。








本当に神からの贈り物か?









・・・・









・・・・








そんなわけねーよなー・・・









なんなんだ。








ぐるぐるアタマで、くるくる考える。















ぴかっ!









あっ!











あの子のだ!







5号室のあの子。








僕が住んでいたアパート下記のような作りになってたの。




道路からアパートに入ってくると、
各部屋の玄関の前に洗濯機がおいてあるの。
1号室の方は@の場所が洗濯機。
2号室の方はAの場所が洗濯機。
3号室の僕はBの場所が洗濯機。
でもね、構造上の問題なのか、
5号室の洗濯機だけは、僕の洗濯機の手前、道路側においてあるの。






部屋に戻って、電気をつけたせいか、


アタマは幾分、クリアー。


きっとそうだ。


あの子のだ。


5号室の子が洗濯して、それを部屋に持って帰る途中で、


その、




スーパーで



グレートで




プリティーな



すきゃんてぃーを








おいらの玄関の前に落としていったに違いない!







もしかして、これって、













・・・・














新種の恋告か?









何、モジモジしてるの?







早く私をタ・ベ・テ




の合図かぁ?












5号室の女の子。








一言で形容するなら・・・













実写版、峰不二子







はい。






そのものでした。









モンモン
















ムンムンのフェロモンを放出しておりました。









日本が法治国家でなければ、



あっと言う間に、おいらの家の前に



野獣の群が来襲してくるであろうくらいの色気。




はい。










そして彼女、



目が合っただけで、殺されてしまいかねない容姿の男性、



スーパーサイヤ人。







スーパーヤンキー、



否。



図鑑開いて、種族をきちんと判別するなら、



アメリカンナイズド スーパーヤンキー。






そんな男とラブリーな同棲生活を営んでおりました。




ハーレーぶるんぶるん。










うん。


そんな彼女がおいらに興味なんてあるわけがない。


これが恋告でなんかであるわけない。


神のいたずら。


素敵すぎるハプニング。





あぶない。あぶない。


あのまま酔った勢いで、その素敵なシロモノを


女神の贈り物だなんて、勘違いして


おいらの所有物にしちゃったら、


あやうく人間やめなきゃいけなくなる所だったぜ。




下着泥棒

と言う素敵な形容詞を背負って、

生きなきゃいけなくなるところだったぜ。










戻さなきゃ。





戻さなきゃ。





一刻も早く。






現況どうりに戻さなきゃ・・・






玄関を出る。


拾った時の状況を一生懸命思い出す。


ほんの5分前の事なのに、


イマイチ思い出せない。


こんな形で落ちてたかな?


イヤ、違うな・・・


こうだったかな?


必死で落ちていた状態に戻そうと試みる。


現場保持につとめる。


もと通りに戻ったかどうかは定かじゃないけど、


とりあえず、下記の通り戻す。














だって、そんなものを触ってるの、


第三者に目撃されたら、それこそ本当に




下着泥棒にされかねないじゃん。









元に戻したら速攻部屋に入って、


鍵をしっかりかけて、ほっと一息。


シャワーを浴びて、ロフトに上がって、おやすみなさーい。










僕が住んでいたアパート。


7畳ワンルームと4畳ロフトっていう作りでした。


ロフトは玄関側についていて、玄関側に小さな窓がついていたの。


そこで寝てました。










朝。


はげしい口論が聞こえてくる。


網戸越しの窓から聞こえてくる声。


「いやだぁー。なに?これ?ぱんつー。」


「えっ?」


「どーしてこんな事すんのよぉー。」


「だから何がだよ!」


「あんたしかいないでしょ!こんな事するの!」


「知らねーよ!」


「知らないわけないでしょ。あんたが取り込んだんだから。」


「知らねーっつってんだろー。」






話を聞く限りだと、


昨日洗濯をした後、



彼氏が洗濯物を取り込んだらしい。


そして、部屋に持って帰る途中で


そのプリティーなイチモツをおいらの玄関の前に、


トッピングしてくれてたみたい。







口論はどんどん激しさを増す。






「どーしてそんなガサツなの!


もしここの部屋の人が、

気が付いたら盗られちゃうでしょ!」











いやー・・・




そのぉ・・・




気が付いたけど、盗ってません。




はい。




一回室内までは持って帰りましたが・・・




僕が出来る範囲で復元しておきました・・・





つーか、お前失礼だろ!


何?


おいら、性犯罪者か?













とうとう別れる、別れないの大喧嘩にまで発展。


きっと周りの部屋の人もみんな目を覚ましてるんだろうけど、


彼氏が怖くて、顔を出せない。


彼女の非難の言葉は続く。


とうとう、彼氏は逆ギレ。



ぱーーん。



ものすごいギャラクティカマグナムが彼女の顔に。



泣き出す彼女・・・










うーん・・・・


少し罪悪感。


もしかして、元に戻しておかない方が良かったのかしら・・・


そのまま部屋に持って帰って、


絶滅種スキャンティーと銘打って、

額に入れて飾っておいた方が良かったのかしら・・・



そうすれば、彼女は殴られずにすんだのかしら?


でも、人間やめたくないしなー・・・



















あなたならどうします?




タイムスリップ出来たらどうします?




この結論を知ってても元に戻します?




額に入れて飾ります?









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