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あなたの中で溺れたい





素敵な表題つけてみましたが、シモネタのみを記載。

嫌いな方はご遠慮を。







僕がまだ野獣だった頃のお話を書きましょう。

いつまで野獣だったかって?

えー、少なくとも20歳くらいまでは野獣そのものでしたね。

やりたい!やりたい!やりたい!

それonly。







大学1年生の頃に行った合コン。

渋谷に7時。

3対3。

3時間ほど渋谷の居酒屋で飲む。

ペンギンズバーってお店だったな。今もあるのかな?

その後カラオケ。

2時間。

本当芸がないけど、合コンお約束コース。

あっと言う間に終電ぎりぎりの時間に。

この時点で女の子一人ご帰還。

ばいば〜い。




男3対女2。

うーん。

どうする?

メンバー人が池袋で一人暮らし。

これ幸いとタクシーで池袋へ。

途中コンビニでお酒大量購入。

友達の家到着。



飲む、飲む、飲む。



午後7時から始まった合コン。



飲み始めて約7時間くらい経過。


話はどんどん。







シモ、シモ、シモ。






飲み始めて8時間経過。


時間は午前3時。


いいかげん、かなーり酔っぱらい。


ふらふら。


話の内容は







もっとえぐいシモ、シモ、シモ。










「エロビデオが見たい・・・」




一人の女の子が言い出す。











あったかなぁ・・・




と家主が一言。











白々しい・・・


お前くさるほど持ってるじゃないか・・・





と心の中でつぶやくおいら。







早く出せよ・・・




場が白けるだろう・・・・






でもTPOにあわせたビデオ出せよ・・・





時々貸してくれる
ディープなヤツは出さないでね・・・






と心の中で祈るおいら。












エロビデオ無事登場。





いわゆる、いわゆる、













素人系、綺麗系、ノーマル系。





ほっ



飲む。飲む。飲む。



語る。語る。語る。










ビデオの内容と過去の自分達の体験談。







場の雰囲気は最高潮。







女の子の一人。



よーこちゃんって名前にしようかな。





「私ね、黒人とばっかりしてるの。


 
なんかねー日本人だと、

 最近モノ足りなくなっちゃった・・・」








「ほーー」



と一同。







午前4時半。



エロビデオ鑑賞すること約1時間半







若い男女達。


考える事は同じ???


気持ちはもうはや






「とりあえず やっとけー!」



それのみ(笑)











ここで大問題。







単純問題、男女比が合わない









どうしても男の子が一人あぶれる。





困った。




考える。




ぴかっ!




名案。














一人帰ればいいんだぁ。






この合コンの参加者の名前。



男の子はmoonくん 鈴木くん 石田くん


女の子は、よーこちゃん けいこちゃんって言う名前にしておこう










〜問題解決のヒント〜








とりあえず、家主を追い出すわけにいかない。



当然、おいらは主役としてその舞台には上がっていたい。






ってことは・・・















いらない子がいます。






簡単な引き算。



家主でもおいらでもない人といえば。



はい。














石田くん。





いつもおとなしいけど、つきあいは抜群にいい石田くん。


ちなみに石田君。



鹿児島出身。



鹿児島ラサール卒業。




現役で東京大学文U合格。





見るからに東大生。





おとなしい。






しかもとぉ〜っても純粋。








一度、個室ビデオ
なるところに連れて行ったら




真剣に怒った。





俺はこんなの興味ないと。





こんなモノに金払いたくない!って












そんなわけで、おいらから一言。




「石田ー、お前眠そうじゃん。

 そろそろ始発が動くんじゃねー?

 
  
帰った方がいいぞー。

 お前、明日1限あるって言ってたじゃん。」







「おいらの、おめー、そろそろ帰れよ」発言に対して、





石田くん、
なんの疑いもなく帰り支度。






とっともいい人石田くん(はぁと)







「じゃあなー。石田。また連絡するわー」


「石田君、ばいば〜い。」


「また飲もうね〜。」


みんなそれぞれにご挨拶。





がちゃん。



ふーーーーー。






一息つく。





これでやっと2対2。





お酒に手を伸ばす。



もはや、まっすぐ歩く事なんて出来ない。


それどころか立つことも出来るかどうか怪しい状態。


横を見る。





えっ!





ええっ!!!









鈴木くんとけいこちゃん、










早くも臨戦態勢。


あ〜ん。










えーーーーー!






正直おいら、


けいこちゃんが良かったんだけど・・・










時すでに遅し。





おいら達の事なんて気にせず、





野獣と化してる二人。









よーこちゃんをちらりと見る。





目が合う。












「私達もしよっか」












「うーん・・・まっいっか」





ひじょーに軽いノリ




おいら達の戦闘もスタート。




酔っていてちっとも上手に動けない。




でも、頑張る。頑張る。頑張る。




男の子としての威信にかけて。




いよいよ、クライマックスの行為へ・・・







え?



え?



ダメだ・・・









どんなに頑張っても・・・



色々なことされても・・・・








おいらのツクシちゃん・・・・







うんともすんとも言わんちん。




すっかり拗ねた子供状態。







10時間飲み続けて泥酔状態。


当然って言えば、しごく当然。


でも、ここでやめては男がすたる。


必死で頑張る。











自分の手等を駆使



なんとかアグレッシブ状態になれ!と。









頑張る。



頑張る。



頑張る。




少し反応。










エネルギー充電40%










完全なる「波動砲
は打てないが

攻撃は可能かなレベル?







いわゆる、いわゆる











半立一歩手前。







この機会を逃すとまたエネルギーが逃げていきそう。



くらげの骨なし。


今ならほんの少しだけど骨アリ。




えーーーい、いったれ。

















波動砲」はっしゃー。







「「波動砲」はっしゃー」(注意:復唱してください)







なんとか、







なんとか







インサート。








動く。






動く。






動く。






気持ち悪いけど、とりあえず動く。





一生懸命動いてるのに気持ち良くない。








って言うか、なんつーか、ちっとも気持ち良くない。




しばし頑張る。




でも疲れてくる。



よーこちゃんが顔を上げる。






そして一言









真顔で一言。











「ねー、悪いんだけどー・・・


 
入ってる?」











心ない一言であっという間に戦死。





殉職。




沖田かんちょーぅ。




戦意喪失。





ヤマト撃沈。












そりゃね、おいらだって、思っていたさ。



分かっていたさ。



なんで、摩擦感がないんだろうって。











だってね、だってね、半立未満のおいら



だってね、だってね、黒人が主食のよーこちゃん。






上手くいきっこないっしょ。



相性が合うわけないっしょ。



冷静に考えればすぐ分かること




でも、その時の僕。



よーこちゃんの一言で傷心。





何も言えなくて・・・夏・・・



私にはスタートだったの・・・

あなたにはゴールでも・・・


ごめん。脱線。どこ行ったんだ?J-walk。






何にも言えなくなっちゃった。




ただその行為をやめて




「ごめん」と一言。




膝を抱えて、傷ついた翼をしまうだけ。





そしておいら達のアツクなるはずであろうとバトルは




不完全燃焼で終了。




おいらの判定負け(泣)










今なら思う。




冷静になった今なら思う。





言ってやれば良かった・・・




言ってやれば良かった・・・




大きな声で言ってやれば良かった・・・








「ねー、悪いんだけどー、入ってる?」









「おう、入ってるぜ!
 
 お前の中で溺れそうだ」
って。












ちくしょー。







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