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初出社。




HPを通じて知り合った方に、ふゆみさんって方がいらっしゃいます。
彼女、最近お仕事を始めました。(学校を卒業して新卒で就職ってパターンではないですけど)
その会社での出来事を、ご自身のHPに書いてあり、
それを読んでるうちに、自分が今の会社に入った日の事を
思い出しちゃいました。その日のことについて書きます。



久しぶりのナル君です。
笑える話は今回はありません。
苦手な方はご遠慮を



過去にこのHPのどこかで、名前を書いたような気がしますけど、
あえて、今回は伏せよう。
僕、○○公団ってところで働いています。
道路公団でありません・・・世の中、住宅公団と道路公団以外にも
いくつか○○公団って名前がつく公団ってあるんですよぉ。
知ってましたぁ?
今の会社の試験受けるまで、僕もうちの公団なんて知りませんでした(笑)



広告代理店・テレビ局・出版社・新聞社・大手の損害保険会社に
就職したかったんです。
大学4年生の時、ひととおり受けたんだけど、ダメでした。
卒業しちゃうと、新卒で採用してもらえないので、
大学はあえて留年。
翌年もう一度チャレンジ。
・・・それでもダメでした。
今年はさすがに、就職しようって思って、それからは片っ端から試験を受けていく。
公団ってものの存在を知ったのもその頃でした。
うちの会社が、なにやってる会社かなんて気にしませんでした。




「公団」




名前を聞いた時に、その響きだけで、おっ、なんか大きそうな会社だなぁ。
なんか、格好いいやぁ。入ってみたいなぁって思って、
試験を受けて、面接を受けて、無事採用。
でも、面接の時点でさえ、うちの会社が何してる会社か
どれくらいの規模の会社かなんて知らなかったんですよ。
なめてますよね。



採用が決まった後、会社説明のパンフレットではなく、
内部の法規集のコピーを頂きました。
それを読んで、少し業務内容を理解。
営利企業じゃないので、営業って部署はないみたい。
文系は、原則的に、総務か経理。



総務?



経理?




元来、目立ちたがりで出たがりの僕です。
この時点でかなりショックでした。
だって、サラリーマンになって会社の1番前にたって、
バリバリ営業して、出世していく姿を
いつだって想像していたんだもん・・・
そんな裏方の仕事出来るかなぁ・・・
絶対、おいらにむいてないなぁ・・・



従業員400人。
いわゆる大企業って呼ばれているところに比べると
あんまり大きくないなぁ・・・



4月1日が入社式でした。
入社式の日ってのは、つまらない式典があって、
その日くらいは、午後には帰れるんだろうなぁって思っていました。
(カナリ会社をなめてる・・・)
入社式って言うか「辞令交付式」ってモノがあったんですけど、
30分くらいで簡単に終了。
その後、即配属先に。





1年目の配属先。


総務部総務課庶務係





僕の1年先の先輩が僕の席に座り、
仕事の引継をしようと待っておりました。
仕事の説明を聞きました。
新聞を配る。
郵便を配る。
宅急便を配る。
掃除をする。
切手を数える。貼る。
地下鉄の回数券を管理する。
買ってきた備品を登録してシールを貼る
郵便を出す。
宅急便を出す
e.t.c....
1日中もう雑用中の雑用のオンパレード。





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???

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?????

??????

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なんで?


俺、高校の時、そりゃあ、それなりに遊んだりもしたけど、


あれほど、死にものぐるいで勉強したのに・・・


いわゆる、超一流って呼ばれるような大学には入れなかったけど、


偏差値表でみると随分高いところに位置している大学にも入ったのに・・・


4年どころか、5年も勉強してきたのに・・・






なんで?






俺の8年間って、将来こうやって1日に50部以上の
新聞配る為だけの努力だったの?
雑用する為だけの努力だったの?




その日はその後、頭、真っ白でした。
とりあえず、その日は残業無し。
18時くらいに解放。



山の手線に乗って、池袋に向かう。
池袋から西武池袋線に乗り換える。



ラッシュじゃないけど、カナリ混んでいる。
当然、椅子には座れない・・・
つり革につかまって、流れゆく、窓の外の景色をなんとなく眺める。
そして、頭の中では、先輩から聞いた話がフラッシュバック。



気がつくと、涙が次から次へと出てきて・・・
一生懸命我慢しようとすればするほど、止まらなくて。
悔しくて、悔しくて、次々と涙がこぼれおちる。
必死で上を向いてました。



あれから、約6年がたち、色々な仕事にも携わり、
今では、ある程度の権限もいただいて、裏方って仕事の中でも、
なんとか、楽しみを見いだしてなんとかやっています。
思い返してみると、
学校出たての小僧が、会社に入ってすぐ、何が出来ると思っていたんでしょう?
何を根拠にそんな裏付けのない自信を持っていたんでしょう?
あの日泣いた自分があまりにも陳腐で愚かで恥ずかしくなります。




でも、あの日は真剣に悔しかったんですよぉ。




会社から帰ってきて、すぐ家の前のいつものショットバーにへ。
僕の帰りを今か今かと待ってくれていた、仲間達から、




どうだった?


・・・の言葉。


聞かれた途端、


号泣



みんなが色々な事を言ってくれたのは覚えていますけど、
ひとつだけ、とても印象に残ってる言葉がありました。
仲間のうちでも1番年長で当時40代後半、
とある会社の課長さんをやってる方の言葉でした。



moon君、moon君の気持ちも分からなくはないよ。
僕から見てもmoon君は才能に恵まれている人間だと思うし。
でもね、たとえば野球の話をしようか。
中学時代、どんなすごいピッチャーでも
高校に入るとやっぱり最初はボール磨きから始まるんだよ。
この話の意味分かるよね?
だったら、moon君が今年1年やらないといけないこと
分かるでしょって。





夕方の浜辺に座り、明日に向かって、石を投げないといけないくらい
アオくさい話ですね。
そして、自分の愚かさ加減を恥ずかしいと思えるようになった今、
僕も少しは成長しているんだなぁと自覚。
もしかしたら、成長というレベルの話ではないかもしれない。
でもね、少なくとも6年という月日は、ある人間の考え方を変えさせるには
充分な月日のようですね。
あと、約2ヶ月で7年目に入る。
絶対1年以内にやめてやると誓ったあの日から
6年がたった。
さて・・・










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