12月6日
「はじめてのフルマラソン レポート」
きちんと文章にしようと思っていたけど、
ごめん、上手にまとめられなかった。
箇条書きで書いて行きます。
ざーっとプロットだけを
書き上げてみたんだけど、
少し長文になりそうなので、
今回のレポートは2〜3話に分けて書いていきますね。
てなわけで本日、第1話スタートです。
ちなみに、
フルマラソンに挑戦してみようと思った経緯、
および、練習方法についての日記は → こちら。
はじめてのフルマラソン レポートvol.1
◆大会前日
ふつーに生活してました。
意識しちゃ駄目だと思って。
モデルルームを何軒か回って、
先輩家族とインドカレー屋で一緒にカレーを食べて。
夕方は、友人とあって近所の居酒屋で、
お刺身盛り合わせ食べながら、升酒飲んでた。
はまぐりの酒蒸しとか食べながら。
普段の練習っていつも、
土曜の朝やってたんだけど、
金曜は、誰かしらといつも飲んでたから、
土曜の練習、走り始める時はいつも二日酔いだった(笑)。
うわああああ、
お酒残ってるなぁ・・・なんて思いながら走ってたんです。
だからこそさ、
明日が本番だからと言って、
飲まないってわけにいかないじゃん。
普段と違う事したら駄目かもしんないじゃん。
そんな風に自分に言い聞かせて、
ぱっかぱか升酒飲んでたんだ。
一緒に飲んでる友人が心配してた。
「なぁ、お前、本当にそんなに飲んで平気なの?」って。
本当は怖かったんだ。
走れなかったらどうしよう?
足痛くなったらどうしよう?
今日寝れなかったらどうしよう?
寝れなかったら明日ツライだろうなぁ。
色んな事不安で溜まらなかった。
それを忘れようと思ってお酒飲んでた。
自宅に帰って、軽く準備して、
ふたたび飲んでたら、
そのまま酔っぱらって寝オチ。
大会前日は、
まったくもって普段どおりの生活だった(笑)
◆大会当日 朝
9時までに受付、9時半スタート・・・だったので、
6時半に起きた。
起きがけ、まずオナニー。
その後、ぬるめのお風呂にゆっくり1時間浸かって
足をマッサージ。
お味噌汁とごはんとかまぼこ。
軽く食事を済ませたら、まだ時間があったので、
ついつい二度目のオナニー。
気がついたら、8時40分で、
大慌てで会場に向かう。
◆スタート
締め切り3分前、
なんとか受付を済ませたら、
余裕が出来て P に日記を書き始める。
気がついた時には、スタート10分前。
俺、全然、案内図とか見てなかったんだけど、
受付会場とスタート地点ってものすごく離れてるのね。
大慌てでスタート地点に向かったんだけど、
道に迷う。
そのへんにいたスタッフに、
「すいませーん。スタート地点ってどこですか?」
って聞いたら、
「もう始まってるよ!!」
言われて指さされた先に、
先導の白バイ2台と
猛スピード、かつ怒濤の勢いで駆けてくる、
ランナー!、ランナー!、ランナー!
「走ってきてる人達の逆走して行けば、
スタート地点に行けるよ。」
との事だったので、
歩道に入って、
みんなと逆方向を目指して一生懸命走り始める。
強がりの一言を発しながら。
「いいアップになるなぁ・・・」
◆2km地点
沿道でブラスバンドが演奏で応援してくれてた。
爆風スランプの「Runner」を延々弾いていた。
マラソンでランナーかよ!!
超ベタ!!
って思いながら聴いていた。
Runnerより、
電波少年で猿岩石の時かかってたヤツのが、
絶対心は鼓舞されるし、
勇気出るのになぁ・・・なんて思いながら聴いてた。
◆3km地点
沿道に並んで応援してくれてるお母さん達。
彼女達は口々にこう叫んでいた。
「帰ってきてねー。
絶対ここまで帰ってきてねー。」
この言葉に、
今から自分がやろうとしてるコトの大変さを
身に染みて感じた。
怖くなった。
「分かった。
絶対帰ってくるけんね。
足もげても、俺、絶対、絶対、帰ってくるけんね。」
心の中でそう呟いた。
恥ずかしけど、
ちょっと涙ぐみながら。
この時点で涙ぐむ自分もどうかと思う。
◆4km地点
地元の小学生(中学生?)のブラバンが、
沿道で同じように演奏して応援してくれてた。
これが少々独特な演奏で、
曲と関係ない所で、ブーとか、ピーとか、
チーンとかシャーンとかって音がする、
割と味のある演奏(笑)で、ものすごく心が和んだ。
演奏してくれてた曲は、
「残酷な天使のテーゼ」
大好きな曲だったから、ますます嬉しかった。
これはさ、写真撮ったのね。
で、Pにこの事を書こうと思ったんだけど、
携帯で、【エヴァ】って書こうとしたんだけど、
俺の携帯【ヴ】って文字が出ないのね(>_<)
どうやっても、【エバ】になっちゃうの(>_<)
だいぶ頑張ったけど、
やっぱり出来なくて、
つか、こんな事ムキになってやる必要ねーなーって思って、
出すの諦める。
◆6km地点〜10km地点
カラダが暖まったおかげか、
急に呼吸が楽になった。
足が軽くなった。
飛ばしに、飛ばした。
バンバン飛ばして、
前を走ってる人達を抜きまくった。
「1000人抜きやでぇえええええ。」
こう叫びながら。
周りで走ってる方々から見たら、
間違いなく俺は、
ちょっと痛い子だったと思う。
1000人抜きやでぇえええって言ってたけど、
実際抜いたのは200〜300人くらいだったと思う。
今回のマラソン、
この時間が唯一楽しい時間だったと思う。
◆11km地点
2回目の給水地点。
ここからは飲み物の他に給食もアリ。
11km地点は、
給水が、水とアミノバリュー。
給食はあんパン。
まずアミノバリューを取って、
軽く口をゆすいで、
少し飲んで、コップを捨てる。
目に飛び込んできたあんパンに手を伸ばす。
食べる。
食べる。
食べる。
の、の、喉が。
想像してみて下さい。
運動中、のどがカラカラの状態の時に、
あんぱんを飲み込む所を。
あんパンの先には、
もっかい給水所があると思ってた。
そこで水が飲めると。
無いでやんの(>_<)
死ぬかと思ったぜ。
おかしーよねー。
あんパンの先に飲み物がないなんて。
◆12km地点
疲れや足の痛みが出始めた頃。
「むーんさぁあああん。」
「むーんさぁあああん。」
幻聴?
どこからか俺の名前を呼んでる声が聞こえる。
声が聞こえてくる斜め前方の歩道に視線を移すと、
会社で同じ課の女の子が立ってて、
満面の笑みで手を振ってくれてた。
「頑張ってぇえええ」って。
これさ、
すげー嬉しかった。
俺さ、会社でもフルマラソンに出る出るって
言って回っていたのね。
みんなさ、
「頑張ってね。」って口だけで、
誰も応援に行ってあげるっとは言ってくれなくて、
会社の人は誰も来ないんだって思ってたからさ、
予期せぬ人の、突然の応援は本当に嬉しかった。
あやうく恋しそうになった。
彼女が結婚してると言う運命を
恨んだ。
◆13km
このあたりから足が痛み始める。
右足の足底筋膜炎。
右足をかばいながら走ってるせいか、
左膝が痛くてたまらない。
加えて、足底筋膜炎対策として、
靴の中敷きを高価なものに変えて靴の中にいれていたんだけど、
右足にあってないらしく、
足の中で靴がぶつかってるのが分かる。
痛くてたまらない。
◆14〜19km
リアルに足の痛みが限界。
左右の足の裏。
左の膝。
足を地面つくたびに、激痛が走る。
19km超えた時点で、
駄目だ、もう限界だと思って、
立ち止まって靴を脱ぐと、
中敷きが合ってないせいか、
左足の裏に大きなマメが出来ていた。
左足だけ中敷きを変える。
膝は昔から悪かったから、
もしかしたら痛くなるかもと思って、
サポーターは持って走っていた。
そのサポーターをつけて走り始めるも、
つけた方が痛い気がして、
再度停まって、サポーターを外す。
左足の靴下を履き替える。
<<ここからの装備>>
左足 (土踏まず用)矯正靴下 + ノーマル中敷き
右足 5本指靴下(矯正力なし)+ (土踏まず用中敷き)
左右ばらばらの装備で走りはじめる。
◆20km地点
目の前を柔道着を着た男の子が走ってたんだけど、
柔道着にスニーカーって組み合わせが、
ちょっと可愛かった。
柔道着と言えば、裸足でしょ!!
でね、その男の子が、
柔道着の胸元におもむろに手を入れたとかと思ったら、
そこからバナナを取り出したの。
キミ、それ、どこにしまってたん!!(笑)
思わず笑いそうになった。
彼は約20km
バナナ2本ぶら下げて走ってたんだと思ったら、
また少し笑えた。
自分のバナナは取り出さないのかな?
◆21km
やばかった。
上述したけど、
事前に貰ってた今回の大会のしおり、
オレ全然読んでなくてさー、
時間制限が6時間ってのは知ってたんだけど、
途中で足きりがあったのね。
21kmがその足きりの場所。
20km超えたあたりから、
沿道の人達が、
あと15分だよ!!とか、
あと10分だよ!!って口々に叫んでるの。
ついつい聞いちゃった。
「なんですか?それ」って。
そこで初めて、
途中の足切りについて知る。
足の痛み限界の中、
一生懸命走った。
こんな所でやめさせられてたまるか!!
やめさせられてたまるか!!
こう思いながら。
21km地点の足切りを
制限時間、7分前になんとかクリアー。
でも本当危なかった。
これ、知らなかったら、
足の痛みで、もっと速度落としてたと思うし。
関所の横には、
大型バスが4台並んでた。
まだ戦う意志があっても、
心が折れてなくても、
強制的に挑戦を終わらせる箱。
見ただけで、ぞっとした。
まだ終わんねーよ。
終わらせるわけにいかねーんだよ!!
たださ、
この関所にいたボランティアのおばさん達に
ちょっとムカついた。
ボランティアさんに腹を立てる方が
ナンセンスかもしれないけどさ、
それでもムカついた。
みんな、にやにや笑ってんの。
「もうやめちちゃいなよ!!」
「やめちゃいな!!」
ヘラヘラ笑いながら、
仲間内で話し合ってるの。
真剣に走ってるランナー達に声かけてるの。
もしかしたら、
無理して怪我させない為に、
ワザとあんなふざけた態度とってるのかもしれないけどさ、
そうじゃなかったら、
絶対許せないと思った。
42.195km
誰かに強制させられて出てるわけでなく、
自分でその道を選んで出てるわけでしょ?
それなのに、何が嬉しくて、
その挑戦をリタイアさせられなきゃイケナイんだよ?
ここで足切りで走れなくなる人達は、
どんなに悔しい思いをする事か。
彼らだって絶対絶対走りたかったはずなのに。
もっともっと頑張りたかったはずなのに。
頑張れたはずなのに・・・。
◆23km
折り返し地点を越えてすぐの所で、
ボランティアの男の子達が8人立って、
大はしゃぎしてた。
でもこの子達は、ふざけてるんじゃなく、
みんなで大声で「がんばれー」「がんばれー」って叫んでた。
「ハイタッチしましょう。元気わけます。」
こう叫んでた。
8人と一人ずつハイタッチしたら、
本当に元気貰った気がした。
また涙ぐんだ。
弱ってる時、人の優しさって駄目だね。
涙腺ぼろぼろだった。
◆24km
21km地点と同じ場所。
向こう側の道路に
【関門の封鎖】って書かれた大きな木の看板が立ってる。
走っていれば大丈夫だったかもしれないけど、
その看板を見て足を止めた途端、
足がつっちゃってもだえ苦しんでる女の子がいた。
時計持たずに走ってたのかな?
あるいは、
俺みたいに足切りの事を知らずに走ってたのかな?
走ってきた男の子が、
看板を見た途端、倒れ込んで泣いてた。
彼の気持ちがすごい分かった。
やめたくないよな。
まだ戦えるんだもんね。
やめたくないよな。
俺、お前の分まで走っちゃるけん。
今からお前の想いも俺が背負って走ってやるけん。
ちょっとだけかっこいい事思ってた。
◆25km
3分前、
かっこいい事思ったくせに、
辛くて辛くてやめたくなった。
足の痛みがハンパじゃねぇ。
突然、大会前日に、
ネットで見たニュースを思い出した。
スラムダンクの台詞の中で何が一番好きですか?
って記事。
「私だけかね…?
まだ勝てると思っているのは………
あきらめる?
あきらめたら そこで試合終了ですよ…?」
スラムダンクの中の台詞だと、
安西先生のこの台詞がナンバー1なんだって。
俺的には、
「バスケがしたいです」
こう言って泣き崩れる三井の台詞が一番好きだけど。
この時、猛烈にそのシーンを思い出した。
誰かに安西先生になって欲しかった。
俺に対して言って欲しかった。
「あきらめたらそこで・・・」
でも、誰も言ってくれなかった。
当然だよね。
マラソンは孤独なスポーツ。
だから、
自分で自分に言い聞かせてた。
この頃から独り言が多くなった。
周りの事が気にならなくなった。
「諦めません!」
「諦めません!」
「諦めません!」
「絶対諦めません!!」
大声で叫びながら走った。
オレは周りの事、
気にはならなくなったけど、
周りのみんな俺の事を見てた。
◆26km地点
足が痛ぇ(>_<)
焼けるように膝が痛ぇ。
ついつい足ばかり見てしまう。
頑張って顔を上げると、
地元の国立大学の女子大生が2人走ってた。
大学名と絵が描かれたおそろいのTシャツを着て。
このTシャツ着て走ってる子、本当に多かった。
おそらく学生達でデザインして作って、
参加者に配布したんだろうね。
目の前の女子大生達は、
運動部とかそんなんじゃなくって、
普通の女の子だった。
たぶん地方から出てきて、
この大学に入って、
地元であるイベントだし、
みんなも出るから、私達も参加してみよっか♪
そんなノリで出てる感じ。
でね、その女の子二人から、
ものすごーくいい匂いがするわけよ。
その上、
割といいペースで走ってる。
絶対この子達にくっついていこうと思って、
必死になって走った。
匂いかぎながら。
匂いを嗅いでいれば、
痛みが少しやわらぐ気がしてた。
どうすればこの子達とセックス出来るだろう?
どんなアプローチが有効だろう?
つか、この子達は、普段どんなセックスしてんだろう?
俺がこの子達とセックス出来るなら、
どういう風にしよう?
どんな体位でしよう?
フェラチオの時の体勢は?
クンニリングスの時の姿勢は?
延々そんな事を考えてた。
足の痛み忘れろ。
忘れろ。
こいつら、ちょーいい匂い。
サイコー。
たまらん。
やりてぇええええ。
2kmくらいベタ付きで、
こんな事考えながら走り続けてた。
カラダも心も、もう限界に近かった。
つづく
追伸:
先日少し書きましたが、中国地方行き決まりました。
12月18日(木)に鳥取市に行きます。
良かったらこの日の夜、
軽く飲めたらなぁって思ってます。
一緒に飲んでいただけるって方いらっしゃったら、メール下さい。
現在参加者3人。
追伸2:
12月19日(金)に京都市で
mixi moon pieceコミュで初めてのイベントを開いて頂く事になりました。
イベントつーか飲み会?(笑)
ご興味ある方は是非
→ イベント詳細
追伸3:
こちらはおいらがコミュ主をやってる
mixi 80’sを歌おう会 の第二回のイベントが決まりました。
1月12日(祝)祭日に池袋にて第二回の歌おう会を開催します。
ご興味ある方は是非
→ イベント詳細
追伸4:
追伸ばかりですいません(笑)
レポートとイベント以外に、こちらも頑張っていきます。
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